百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

がんじがらめを打ち破るには 「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく (島原隆志)」

的外れな仕事をする人は、規制や制約を理由に言い訳を考える。

仕事のできる人は、規制や制約で前に進めないときは

まったく別の発想を打ち出したり、計画を変更したりする。

成果を出すにあたって「リセットしてみる」ことをいとわないのだ。

 

「リセットする」と「あきらめる」は違う。

物事をゼロベースで、白紙に戻してから考えることだ。

取引先に企画を説明しているが、価格も折り合わずなかなか契約にならない。

そんなときに何とか今の企画のまま押し通そうとしたり、

あるいは潔くあきらめたりすると成功しない。

仕事のできる人は、いったん今までの企画を白紙に戻して、

相手の優先順位を元にプランを立て直したり、

あるいはまったく別のプランを作ったりする。

 

魚釣りに行って、隣の人の釣り糸が複雑に絡まってしまったとする。

その人は絡まった糸を必死にほどこうとして

どうしてもほどくとができず、結局30分後に怒って帰ってしまった。

この人はがんばって糸をほどこうとしていた。それも一つの方法だ。

しかし、絡まった糸を無理にほどくよりも「仕掛けごと取り替える」という

発想があってもよかった。

釣り糸をほどくことが目的ではなく、魚を釣ることが目的ならば

さっさと仕掛けごと取り替えたほうが早い。

「今の仕掛けを使わなけれならない」という思考の枠から抜け出せば

別の発想が思い浮かぶ。

 

感情のリセットも大切なことだ。

叱られたときに「あんなに叱らなくてもいいのに」と思うのか。

叱られたことに価値を見出し、「次はこうしよう」と

気持ちをリセットして前に進むのか。

それによって成長の度合いは変わってくる。

 

物事に行き詰まりを感じたら

一度今までのこだわりを脇に置いてみる。

「今までこうだったから」という考えにしがみつきすぎると

いつまでも前に進むことはできない。

もう一度ゼロからやりなおすならば

どういった手段があるだろうか。

そう考えることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「いったんリセットしてゼロベースで考える」