百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

自分は信用できないと考える 「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく (島原隆志)」

プロは念入りに確認する。

本書の著者は、インバスケット思考の講師として研修を行なっている。

研修の前には、開始時間や会場入りの時間、会場の備品や

ホワイトボードのマーカーなどを念入りに確認する。

その上で「何か他に確認し忘れたことはないか」を考える。

過去に著者と研修担当者の認識違いで開始時間を間違えたり、

研修中にホワイトボードのマーカーが切れて苦情が出たことがあるからだ。

「多分大丈夫だろう」「今まで大丈夫だった」という考えを捨てないと

本番はうまくいかない。

 

「自分がいちばん信用できる」と言って確認を怠る人もいるが、

実は自分をいちばん信用している人ほど自分を疑うべきだ。

「自分は信用できない」と考えたほうが確実に確認するようになる。

ケアレスミスも確認不足から発生する。

ミスが絶対の起こらない状況は作れないが、

ミスが起きる確率をできるだけ少なくすることはできる。

だからこそ「本当にそれで大丈夫か」という考えて確認したほうがいい。

 

そして人に仕事を任せる時も同様である。

人に何かを任せたとき、「多分大丈夫だろう」と考えてしまいがちだが、

そのときも「本当に大丈夫か」と考えたほうがいい。

「任せる」と「放置する」は違う。

たとえ人に仕事を任せても、進捗の確認をするのは任せた人の義務だ。

皿回しを数人でしているときに、

「みんなに任せておけば大丈夫だろう」と考えるのではなく

「決められたとおりに無事に皿を回せているか」を確認したほうがよい。

 

別の本で、「その人の人格は信用するが、仕事は信用しない」という話を読んだ。

どんなに人格のよい人であっても、仕事上はミスや失敗をすることがある。

だから人格は信用しても、仕事は絶対に大丈夫だと信用せずにチェックする、

という趣旨の話だった。

自分に対しても言えるかもしれない。

「自分にも何かしら取り柄はある、力はある、できることがある」と信じるが、

「自分はミスをしない」と信じないようにする。

仕事や作業は「絶対はない」と考え、あえて自分を信用しない。

そうることでより慎重に確実に確認をする。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「絶対を信用せず、本当にそれで大丈夫かと確認する」