百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

叱られ損にしない  「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく (島原隆志)」

何かの理由で叱られたとき、人の反応は2つに分かれる。

一つは「叱られてしまった」という被害者意識の感情である。

叱れられた理由よりも、叱られたという「事実」に気持ちが向いて落ち込む。

もう一つは「何で叱られるようなことをしてしまったのだろう」という

自分に対する反省の感情である。

叱られたときには、「何故叱られたのか」ときちんと考えるべきだ。

前者のように、叱られたことに対して反感や憤りを持っていると、

そこから学ぶことは何もない。

叱る方にとっても叱られた方にとっても無意味である。

 

「叱られてしまった」と被害者感情に支配され、

叱った人間や、会社などの外部環境に怒りや恨みを抱いても

同じ失敗を繰り返すことになってしまう。

叱られたときには、何らかのパワーが発生する。

「何で叱られたのか」をきちんと考えることで、

そのパワーはプラスの方向に向く。

 

そして叱る方にもパワーが必要である。

中には自分の感情に任せて叱ったり、八つ当たり的に叱ったりする人もいるが、

相手に考えさせる目的で叱る人もいる。

叱られことには必ず改善のポイントがある。

叱った人は、わざわざパワーを使って改善ポイントを教えてくれたのだから、

ありがたい人だとも言える。

「こいつには何を言ってもダメだ。どうぜ改善しない」と見捨てられたら、

誰も叱ってくれなくなるのである。

 

皿回しが上手い人でも、「1枚も皿を割ったことはない」という人はいない。

皿を何枚も割って叱られたり、怒鳴られたりしながら徐々に上達していく。

誰でも失敗はあって当然だし、そこで叱ってくれる人がいるのはありがたい。

重要なのは、叱られたことを活かして、次に同じ失敗をしないことだ。

 

逆に言うと「またやってしまった」という失敗は要注意だ。

前回叱られたときに「なぜ叱られたのか、どうすればよかったのか」を

十分に考えていなかった証拠だからだ。

何か失敗をしたときに、以前も似たような失敗をしていなかったか考えてみる。

もし同じ種類の失敗を繰り返していたのなら、それは最優先で解決するべき課題だ。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「またやってしまった、という失敗をしない」