百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

頑張るのを止めるかわりに 「たった5秒思考を変えるだけで仕事の9割はうまくいく (島原隆志)」

その場で報告すればいいことを、「調べて後で報告いたします」と言う人がいる。

仕事に不真面目というわけではなく、むしろ仕事熱心で、

少し製品のことを聞くと事務所に戻って調べたり、

休みの日でも自分の個人メールから回答するような人がいる。

帰って調べなくても、その場で誰かに電話して終わらせればいいことである。

 

基本的に仕事はその場で解決することが望ましい。

持ち越した仕事には利子がついてくる。

自分には「仕事を抱える」という利子がつくし、

お客さんや取引先には「待つ」という利子がつく。

クレジットカードにも限度額があるように、

自分の時間や仕事のキャパシティにも限度がある。

先送りされた仕事はどんどん溜まっていき、次第に成果を生まない仕事に変わる。

買い物していないのに利子ばかり払わないといけないような状態になる。

受けた仕事はなるべく後回しにせず、一括払いで払うように終わらせたい。

 

どんどん仕事がたまっているときに、もっと頑張ろうとするとうまくいかない。

水が出ている蛇口の下にコップを置くとする。

コップは自分の時間で、水は抱える仕事である。

水はどんどん溜まっていき、コップから次々と溢れている。

ここで頑張ってあふれている水を拭いても意味がない。

まずは蛇口をひねって水を止めないといけない。

つまり、頑張りが足りなくて、溢れた水が拭けていないのが問題なのではなく、

対応の方法が間違っていることが問題なのだ。

 

成果が上がらないときに、

「頑張りが足りない」「努力が足りない」と考える人がいる。

だが、そもそものやり方が間違っていたら、

頑張れば頑張るほど事態は悪化していく。

何かうまくいかないときには、一旦頑張るのを止めてみるのもいい。

既に十分頑張っているのだ。

だから代わりに「どうすればもっと楽になるのか」を考えたほうがいい。

 

うまくいかないのは、自分のせいでも他人のせいでもない。やり方が原因だ。

「もっと楽なやり方はないか?」

仕事でも、もしかしたら人間関係でも、この質問は役に立つのではないか。

こう考えることで、自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「頑張るのをやめて、もっと楽なやり方を考える」