百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

転んでもただで起きなかったら 「カイジ 勝つべくして勝つ!働き方の話(木暮太一)」

イチロー選手がピッチャーの西崎幸宏選手と対戦したとき

ボールをとらえたイチロー選手は三遊間を飛んでいくボールをイメージしながら

走り出した。しかし結果はボテボテのセカンドゴロ。

にもかかわらず、一塁を駆け抜けたイチロー選手は今までにない感覚を覚え、

にやりと笑みを浮かべた。

 

ヒットを打てなかったというのは、普通なら失敗である。

この時は客席もベンチもそろって肩を落とした。

しかし、イチローは逆に笑みを浮かべた。

何故か。

かなり高い確率でヒットになるはずだったのに、

現実にはそれが単なるセカンドゴロになっている。

この打席によって、長い間自分で納得がいかなかったバッティングフォームの

課題解決法が発見できた。だから笑みを浮かべたのである。

 

傍から結果だけを見れば凡打に見えるが、それによって自分の課題を見つけ、

その後の活躍の大きな糸口を発見した。

つまり表面的には凡打であっても、世間から認められないものであっても、

本質を考えればこの打席は「成功」だったと言える。

2流の選手は世間からの評価を得ようとするあまり、

本質よりもとりあえず評価されることを求め、

評価が得られなければ落胆する。

だが、1流の選手は、世間が評価ても自分が納得できなければ落胆するし、

自分が納得できれば、世間が評価しなくても気にならない。

 

何事も全勝することはめったにない。

1回の失敗がその後の勝利につながることもある。

大事なのはまずやってみることであり、

失敗したとしても課題を見つけてその後の勝利につなげることが大事だ。

失敗にとらわれて、勝つことなくあきらめたり、次に活かせなかったりしたら

無駄な失敗で終わってしまう。

その後につなげることで、失敗は貴重な経験になる。

そして、今成功している人たちは、そんな失敗から次につながる課題を見つけて

それを乗り越えてきたのではないか。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「転んだら次につながることを見つけて起きる」