百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

安心領域を広げる 「カイジ 勝つべくして勝つ!働き方の話(木暮太一)」

自分の好きな仕事、やっていて全く苦にならない仕事を

著者は「安心領域」と呼んでいる。

「今の自分」で「安心しながら」出来てしまう、身の丈仕事である。

しかし、安心領域の仕事だけやっていても成長しないという。

つまり自分の安心領域が拡大しないということだ。

 

その上、安心領域は放っておいたら縮小する傾向にある。

資本主義経済では、常に新しいライバルが現れ、

常に新しい商品が生まれていく。

たとえ画期的な商品を生み出せたとしても、すぐに真似されて

価値がなくなっていていく。

それと同じように仕事においても、

自分が現状維持しているつもりでも周りがどんどん前進しているので、

相対的に後退することになる。

 

それに打ち勝つには、安心領域を拡大することである。

新しいこと、慣れていないことにチャレンジするのは

不安とストレスがつきまとう。

それを克服することで安心領域は大きくなっていく。

 

安心領域を作るというのは、将来のメシの種を作ることでもある。

だからそれは、本業に関係することに対して

時間とお金を使って勉強していくことになる。

部活でいうところの「自主レン」みたいなものである。

野球部がサッカーの自主レンをすることはない。

野球部の部員が、部活の練習時間以外に野球の練習をするのが自主レンだ。

 

営業職の人が営業のスキルを人よりも上げたいとする。

業務時間中に営業活動に取り組むのは当たり前のことである。

それは人と同じ、世間と同じことをしているに過ぎない。

現状維持が精一杯で、安心領域は大きくならない。

自分の仕事以外の時間で、自分の仕事の評価に直結することをやる。

人がやってないときに自主レンすることで差をつけられる。

 

もちろん仕事中は、目の前の仕事に全力で取り組まなければならない。

仕事中に将来のためにビジネス書を読んでも意味はない。

まずは今日をがんばらないといけない。

今日、目の前のことに全力で対処する。

そして、仕事が終わって会社の外に出たら、

今日の仕事は忘れて将来のためにがんばる。

自分の身の丈を大きくしていく。

 

会社にいるときには、今日・目の前のことをがんばる。

会社から出たら、明日・将来のことをがんばる。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「慣れないことを自主レンして安心領域を広げる」