百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

まずイヤなお客を3人切れ 「気絶するほど儲かる絶対法則 (石原明)」

著者の主宰する勉強会の会員に、カイロプラティックやマッサージの治療院を

経営している青年がいた。

治療院業界というのは保険を使って治療していくケースが多いのだが、

法改正でその保険が対象外になってしまい、保険で商売することができなくなった。

この青年は元々保険を使わずに治療していたので、そのノウハウを販売し始め、

月商で300万円行くようになった。

 

著者がこの青年に「そのノウハウでは最初にどんなことを教えるのか」と尋ねた。

「まず、いやなお客を切れって教えます」と彼は答えた。

経営者に「客を切れ」というのは乱暴な話しだ。

当然誰もが最初はためらう。

しかし、いやな客を3人切ると、本当に経営ががらりと変わるそうだ。

とにかく、もうこの人には来てもらいたくない、というお客を何でもいいから断る。

喧嘩になってもいいからとにかく断る。

そうするとそこに空白が生まれて、次に入ってきたもっといい人と仲良くなる。

そのときに「だからいやな客は断るのか」と気づくのだ。

 

治療院の仕事で重要なのは、自分の気に入った人といい関係を作ることだという。

だから、自分のファンクラブを作るつもりでやると気が楽になるのだそうだ。

自分が気に入った人だと自然と一生懸命になる。

ところが、儲かっていなくて「いいや、こいつでも。やっちゃえ。」と

いやなお客にも渋々治療をすると、絶対にうまくいかない。

だから最初に「儲かる秘訣は、いやな人をまず3人切ること」と教えるのだ。

 

斎藤一人は「いやなヤツはヒョイと横によけろ」と言った。

イヤな奴ヤツにぶつかっていくのは、新幹線に自分からぶつかりにいくようなもので、

ヒョイとよけないと危ない、ということを言ってた。

人と真剣に向き合うのも必要だが、嫌な人から距離を置いたほうが

お互いのためになることもある。

 

結局は、自分の能力をのびのびと発揮できる環境を作る、ということだと思う。

嫌な人がいて自分の能力がのびのびと発揮できないのであれば、

いっそのこと無理やりにでも切ってしまうのも一つの手だ。

理想は自分のファンクラブを作ること。

会社や学校に入るならば、自分がその会社のファンになるのも手だ。

何かしら好きになってもらえるところを作り、

何かしら好きになれるところを見つける。

嫌な人や、嫌なことは切り捨てる。

それは現実から目を逸らせということではなく、

自分の力を奪う物事と必要以上に付き合うことはない、ということだ。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「嫌な人・事を3つ切る」