百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

マネシタ電気であれ 「結果は行動する前に8割決まる (金田博之)」

「学ぶ」とは「真似ぶ」から来ているという有名な話がある。

結果をだすための近道は、結果を出している人を「ベンチマーク」することだ。

要するに優れた人を徹底的に真似するのである。

「自分流」よりも徹底的に「真似る」ほうがうまくいくと著者は言う。

オリジナリティは後からついてくる。

 

どんな職場にも一目置かれている「できる」人はいる。

その人を見たときに、人の反応は2つに別れる。

一つは、「あの人はすごい」と憧れだけで終わる人。

もう一つは、「あの人はすごい。何か学べることはないだろうか」と考える人である。

多くの人は「あの人はすごい」と自分とは関係のないものとして特別視してしまう。

こうした考え方では、成長の機会を活かせずに終わってしまう。

 

真似る時ときのコツは数字に落とし込むことだ。

営業の仕事で考えると、トップセールスマンと自分の

「訪問件数」「受注件数」を比較してみる。

自分の「訪問件数」が少なければ、数を増やす。

準備時間がかかりすぎて訪問件数が増やせないなら、準備時間を短縮する。

「訪問件数」に差はないが、「受注件数」が少ないのであれば、

商談の進め方に改善の余地があるかもしれない。

もしくは、訪問する客層を検討したほうがいいかもしれない。

要するに数字に落とし込むことで、目指すべき結果が明確になり、

その人の行動を見ることで、どのような行動をとるべきかがわかる。

 

私自身も昔講師をしていたときに、上の先生の授業の説明を録音して、

話し方や話すスピードを真似て練習した。

その先生の話し方をコピーして授業をしているうちに

授業が上手いと褒められるようになった。

お手本があると何をどうすればいいかわかりやすいから上達は早くなると思う。

 

別の本で読んだのだが

松下幸之助は、ソニーが先に開発した商品をアレンジするのがうまかったそうだ。

さらに大衆向けにアレンジして安い価格で売る。

「マネシタ電気」とも言われてたらしい。

本人も「うちは品川にソニーという研究所がある」と言ってたそうだが

すごい話だ。

 

自分がこうなりたいと思える人の行動をマネしてみる。

数字に落としてみて、何を何回やっているかを把握して同じ回数できるようにする。

すごい人を全く別の世界の人と思わずに、真似できるところからやってみる。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「すごい人の行動を真似する」