百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

意外とうまくいったのは何故 「実践するドラッガー 思考編 (佐藤等・上田惇生)」

自らの成長につながる最も効果的な方法は、自らの予期せぬ成功を見つけ、

その予期せぬ成功を追求することである。ところが、ほとんどの人が、

問題にばかり気をとられ成功の証を無視する。(ドラッガー

 

いつもより早く契約を結ぶことができた。

意外とスムーズに企画がまとまった。

私たちはこんな日常の経験を、たまたまうまくいったからだと思いがちで

振り返ることをほとんどしない。しかし、ここには宝の山がある。

 

「予期せぬ成功」は、機会の存在を暗示している。

「ただの偶然だ」と思わずにきちんと検証すると、成長の機会を発見できる。

そもそも成果とは、機会と強みの両方がそろったときに生まれる。

機会があっても強みがなければ活かせないし、

強みがあっても機会がなければ発揮できない。

「予期せぬ成功」の裏には、自分が気づいていなかった強みも

発見できるかもしれない。

 

「予期せぬ成功」があるならば、「予期せぬ失敗」もある。

うまくいくと思っていたのに、思いがけず失敗したことはないだろうか。

どこに問題があったかを徹底的に分析したほうがいい。

当たり前にできると思っていたけど、できなくなっていた。

いつの間にか周囲の状況が変わっていた。

シミュレーションが完璧だと思っていたら、甘かった。

「まさか失敗すると思わなかった」ことには、自分が見落としていた何かがある。

それを少しでも修正することで、必ず成果につながる。

逆に言えば、その見落としに気づかないまま

「こんなはずじゃない」と同じことを繰り返していても状況は変わらない。

「予期せぬ」何かを、偶然と片付けずに向きあうべきではないか。

 

私たちは問題に気をとられて、

予期せぬ成功を単なるラッキーぐらいにしか考えないことがある。

予期せぬ失敗を「たまたまだ」と考えることがある。

どんなに小さなことでも、意外な成功や失敗には見落としていたヒントがある。

それをきちんと見つめることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「意外にうまくいった・いかなかったことの原因を考える」