百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

環境を変えても結果は変わらない 「あと1年でどうにかしたいと思ったら読む本 (中谷彰宏)」

「今はうまくいかなくても、環境を変えれば上手くいく」と言う人がいる。

しかし、自己否定したまま環境を変えても、何も変わらないと著者は言う。

環境を変えたことのない人にとっては、この話はピンと来ないかもしれない。

そういう人は環境を実際に変えて初めて気づく。

会社を辞めてもうまくいかない。

会社を辞めたことがない人には、転職や独立をすると

バラ色の人生が待っていると思いがちだ。

実際に辞めてみると前よりひどくなっていることが多い。

「環境を変えさえすればうまくいくはず」ではなくて、

環境を変えずに何とかできる人が、どんな環境でも成功する。

 

著者は言う。

結局仕事に好き嫌いはない。

結果が出ないから「嫌い」と言ってるのだ、と。

結果を出さないで辞めるのは、ただ逃げているだけである。

結果を出して辞めるのは、新たな道への一歩ではないだろうか。

 

では、環境を変えずに結果を出すにはどうすればいいか。

ポイントは「自己否定を止めること」である。

自己否定する人は、うまくいかないときに

「私は嫌われているから」「私は運が悪いから」と言いながら、

最終的には「全部自分が悪いんです」と開き直る。

「自分が悪い」「自分には才能がない」という言葉には反省がない。

「私のせい」ではなく「私の才能のせい」にしているからだ。

自己肯定して初めて人は反省できる。

安易な自己否定は責任逃れにすぎない。

「責任をとって辞めます」と途中で投げ出すよりも、

最後までやり抜いたり、これ以上迷惑にならないよう落とし前をつけたりして

自分の果たすべき責任を果たすのが自己肯定である。

 

うまくいかないときに「どうせ自分なんて・・」と考えるのは、

責任や反省から逃げているのかもしれない。

「自分が悪い」のではなくて、自分の「やり方が悪い」のである。

「やっぱり自分はダメだ」「やっぱりこの環境じゃダメだ」に逃げずに

やり方を変えて結果を出す。そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「環境を変える前にやり方を変える」