百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

自分を客観視するコツ 「意思決定力 (本田直之)」

何か問題が起こったときに、パニックになることがある。

問題が大きければ大きいほど焦ってしまうが、

焦れば焦るほど解決から遠のいてしまう。

パニックは感情的な側面から問題を見ているために起こる。

ちょっと一歩引いて見るだけで、問題の本質が見えてくる。

「どうしよう、自分が何とかしなきゃ!」と思って感情的になるよりも

問題を他人事として考えてみると、意外と大きな問題でもなかったりする。

客観的に考えることが問題解決の第一歩だ。

 

では、どうやったら客観的に考えられるだろうか。

著者は何かトラブルが起こったら、自分のこととして考えず、

「トラブルを抱えた人から相談を受けている」と考える。

自分のことだと冷静になれなくても、人のことであれば冷静にアドバイスできる。

例えば、自分の男女関係のトラブルはグチャグチャになってしまう人でも、

友達からの相談だと「そんな男とは別れたほうがいい」と冷静な指摘ができる。

他人事として考えて、「第3者からこういう相談を受けた」と考える。

それが客観的になるコツである。

 

今自分が抱えている問題を、自分じゃない誰かから相談されたら何と答えるだろうか。

人は自分のことになると都合良く考えることがある。

待っているだけでお客さんが来るとか、いつかは自然と運命の恋人に出会えるとか

自分が思っているときは信じて疑わなくても

それを人から相談されたとしたら、冷静に指摘できる。

あるいは、自分のことだと「もうダメだ。八方塞がりだ」と思っていても、

それを人から相談されたとしたら、「いやこういう手があるんじゃない?」となる。

 

もちろん本当に他者に相談することも有効だ。

大事なのは客観的に捉えること。

そのためには事実をありのままに見なくてはならない。

今の自分の悩みを、全く同じ立場の人が相談してきていると考えてみる。

客観的に見るとやるべきことが見えてくる。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「全く同じ立場の人が相談してきていると考える」