百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

即断即決出来る人の条件 「意思決定力 (本田直之)」

著者はハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで暮らす生活をしている。

ハワイで暮らし始めたとき人から「本田さん、ハワイで暮らしたいって

お話をされていたと思ったら、すぐに拠点作っちゃいましたね。決断が早いな」

と言われた。ところがこれは誤解であるという。

「ハワイに住みたい」と夢物語を口にした段階で、著者は既に意思決定のために

相当の時間と労力を費やしていた。

ウェブや雑誌を見て人から話を聞いて不動産業者に相談して

実際にハワイに足を運んで物件を100軒以上見てきた。

ここまで情報収集していたからこそ、自分の選択基準が明確になり、

細かな条件も絞られて意思決定できたのである。

 

意思決定には情報が必要だ。

情報がなければ勘に頼ることになり、運次第になってしまう。

「こんなはずじゃなかった」と後悔することも多い。

 

かといって情報収集に時間をかけすぎると、実行のタイミングを逃してしまう。

意思決定は、決めたことを実行しないと意味がない。

刻一刻と状況が変わる中で、なるべく即断即決しないと

適切な時期を逃しかねない。

 

つまり、意思決定のうまい人は、事前の情報収集が早いのである。

必要な情報をかなり早い段階で集め始める。

もしくは普段から常に集めている。

だからこそ、即断即決が可能になる。

 

著者は転職する気がないときでも、エージェント10社に登録して情報収集していた。

常にどんな選択肢があるか情報をチェックし、

またエージェントという第3者を介することで

自分の能力を客観的に把握してきたのだ。

3年後か10年後かわからないけれども、長いスパンで意思決定する可能性があれば

常日頃から情報収集することでリスクが減る。

 

意思決定している人は、日頃から情報収集やシミュレーションを繰り返している。

人からは即断に見えても、実は長いスパンできちんと考えている。

家を買う、転職する、結婚するといった長いスパンの大きな問題でも、

あるいは日々の生活の中で達成したい目標であっても、

必要な情報収集を早く行なっている人はすぐに決断できる。

先を見越して必要な情報は常日頃から集めておく。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「必要な情報収集を常に早くおこなう」