百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

できる人には決める力がある 「意思決定力 (本田直之)」

何かを決めることを習慣化することで、意思決定力は鍛えられる。

これが「意思決定力 (本田直之)」の主張である。

意思決定を習慣化しないと、逆に意思決定できなくなる。

「自分で決めなくても何とかなってきたから・・」と

何かをはっきり決めるのを避けることが習慣にしてしまうと、

大事な選択を他人に委ねてしまう危険性がある。

意思決定をしないことは、チャンスを見送ってしまうリスクがあるのだ。

 

意思決定で一番大事なことは何だろうか。

それは、「自分の意思決定力を信じる力」である。

何かを決定しても、自分の決定に自信がなければ本気で取り組むことはできない。

もちろん、断固として意思決定しても、途中で修正したり中止したりすることもある。

しかし、あくまでそれは新たな意思決定であり、

自分の決めたことを信じる力があるかどうかとは別の話である。

 

もちろん、これは闇雲に自分を信じろという精神論ではない。

自分を信じるために必要なものは「準備と根拠」である。

自分の判断が正しいと信じるために、徹底的にシミュレーションし、準備する。

また、漠然としたひらめきではなく、客観的な根拠を用意する。

そうすることで自分の決定に自信を持ち、実行に移すことができる。

もちろん、決定は実行しなければ意味がない。

石橋を叩いて渡るのはいいが、石橋を叩きすぎて壊しては意味がない。

ある程度のところで答えを出して実行しなければならない。

 

準備は最悪の自体も想定しておいたほうがいいだろう。

実際思い通りに行くことなんてほとんどない。

自分の都合のいいようなシミュレーションをしてしまうとうまくいかない。

絶対にうまくいく正解などないのだ。

最高の結果・最悪の結果・普通の結果くらいは用意したほうがいいかもしれない。

 

そして、「自分の意思決定を信じる」ということは、

「自分の意思決定を後悔しない」ことにもつながる。

うまくいかないことも含めてシミュレーションして、準備して、決定したら、

どんな結果になろうとも後悔しないと決めて実行する。

そうすることで自信を持って思い切り実行できる。

そこで修正しなければならなくなったとしても、新たに決定して修正する。

「やっぱりこっちにしておけばよかった」と思ったとしても、

それを引きずっては前に進めない。

後悔する前に新たに決定する。

その繰り返しで正解に近づける。

 

意思決定で大事なことは、「後悔しない」ことだ。

後悔しなくていいように準備し、必ず実行する。

生じた結果を元に、また新たに決定する。

そうすることで自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「後悔しないように準備して、意思決定する」