百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

点をとられてへこんだら負ける 「反射力 (中谷影宏)」

言われたらすぐやる。

思いついたらすぐやる。

こうした反射力に必要なのは気持ちの切り替えである。

何か失敗しても引きずらないですぐに次に行くことが必要だ。

 

サッカーやバスケで負けるパターンは、ゴールを入れられてへこむ場合だ。

ゴールを決められたら、すぐ攻撃と守りが入れ替わる。

点を入れられたからといって落ち込んでいる暇はない。

点を入れても喜んでいる暇はない。

点を入れられた直後は一番点を入れやすいチャンスである。

悔しがっている場合ではないし、有頂天になっている場合でもない。

反射的に気持ちを切り替えて次の行動をとらなければならない。

 

サッカーの解説で松木安太郎さんはいつも

「ここで気持ちの入れ替えですよ」と言っていた。

世の中はうまくいかないことのほうが多い。

思い通りにいかない中でも、最終的に夢を実現できる人とできない人は

気持ちの切り替えができるかどうかで決まる。

 

月面着陸した「アポロ11号」は、軌道から9割も外れていた。

それを全部調整していって、最終的に1割が予定の軌道に乗った。

カーネル・サンダースは最初のケンタッキーフライドチキン

FC契約を結までに1009回断られ続けた。

トーマス・エジソンは電球の発明の成功までに10000回失敗し、

ダイソン社のジェームズ・ダイソンは掃除機開発で5126回失敗した。

うまくいった人も、トントン拍子に来たわけではない。

途中はグチャグチャなことがたくさんあったのだ。

 

気持ちの切り替えでポイントとなるのは「許す」ことである。

許すことで、次に取り掛かれるからだ。

トライをすると必ず失敗がある。

その失敗をひきずって、ずっとムカムカしたり落ち込んだりしていては、

エネルギーも時間も無駄になってしまう。

上司は部下の失敗に対して、怒ってもいいが1分でやめたほうがよい。

それ以上は時間の無駄で自分も疲れてしまう。

 

サッカーのワールドカップで、独裁政権の国のチームが負けて

罰として半年間強制労働させられたとする。

その場合、確実にそのチームは弱くなる。

罰をやらせる暇があったら、練習させたほうがいいからだ。

許すことは積極的なことである。

失敗しても社長が許してくれたら、会社の士気は上がる。

積極的に社員が挑戦するようになるからだ。

 

失敗した過去や、うまくいってない現状にとらわれると前に進めない。

人生において点をとられたとしても、とられた自分を責めすぎないほうがいい。

そのためには、さっさと自分を許して次の行動をとるべきだ。

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「過去を許して前に進む」