百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

朝9:00に出社できる人は目標を達成する  「絶対達成する部下の育て方(横山信弘)」

直近2年間で1万枚のアンケートを分析したところ、

営業の80%が「目標予算に焦点が当たっていない」ことが判明した。

例えば、著者がある会社にコンサルティングに行った初日、

会議室に集まった営業に一人づつ目標予算と見込みを発表してもらったところ、

誰一人正確な数字を言えなかった。これはもちろん目標に焦点があたっていない。

どんな言い訳をしたところで、1秒以内に自分の目標が言えなければ、

達成しようとする気持ちがないということである。

 

では、「目標に焦点を当てる」とはどういうことか。

それは出社時間を守るようなものである。

9:00に出社しないといけないならば、9:00に出社できるように行動する。

つまり目標を当然把握し、当然達成するものとして行動する、

このような状態が「焦点が当たっている」状態である。

目標は当然知っておくべきだが、

その目標を「こんなの達成できない」と思っているうちは、

焦点が当たっているとは言えない。

「こんな目標無理」と言ってるのは、

「9:00に出社するなんて無理」と言ってるのと同じである。

達成すること前提に考えなければ、永遠に目標は達成できない。

 

営業でお客さんを訪問したとき、達成を前提に考えている人は、

お客さんとの会話の中から有益な情報を見つける。

「こんなの無理」と考えている人は、見つけることができない。

それは経験の差というよりは意識の差が大きいのである。

 

目標に焦点があたっていれば目標に対する不足分がわかる。

脳はこの不足分を「空白」と認識し、埋めようとする。

推理小説を睡眠時間削ってでも読み進めようとするのは、

小説の謎を空白と認識して埋めたくなるからである。

それは意欲やモチベーションとは関係ない。

空白によって突き動かされるだけである。

だから目標を達成するのにモチベーションを上げる必要はない。

 

9:00に出社しようと思えば、何時に起きればいいか、交通機関は何を使うか、

雨が降ったらどうするか、など自然と考え出す。

それらの行動には、ほとんどストレスを感じることはないはずだ。

なぜなら当たり前の行動だからだ。

当たり前すぎることには、いちいち労力はいらないし、モチベーションもいらない。

やるべきことをやり続けるだけである。

 

テレポーテーションするとか、不老不死になるとか、

そういった明らかに絶対不可能な場合を除けば、

目標を達成する絶対条件は「目標達成を当たり前だと思うこと」である。

そこから全てはスタートする。

今の目標を「9:00に出社するのと同じくらい当然のこと」と考えてはどうだろうか。

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「9:00に出社するように、目標達成を前提にする」