百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

問題は主導権を握ってないこと 「ウラ目の法則 (西田文郎)」

社会に操られている人と、社会を操っている人がいる。

仕事に操られている人と、仕事を操っている人がいる。

恋人に操られている人と、恋人を操っている人がいる。

お金に操られている人と、お金を操っている人がいる。

お金を操っている人はどんどん資産を増やしていくし、

お金に操られている人は、いつまでもたっても貧乏を繰り返す。

人は日常生活において、何らかに操られたり、何かを操ったりする。

操られていること自体は即ウラ目の原因になるわけではない。

問題は、操られていることに気づくかどうかである。

気づくことができれば、抜け出せる可能性も出てくる。

 

こうしたことが「ウラ目の法則(西田文郎)」には書いてあるのだが、

ここでいう「操る」「操られる」というのは、

私は「主導権」の問題だと思う。

いかにして主導権を自分が握るか?

何事においてもこれはポイントだ。

どんなに力があっても、優しさがあっても、お金があっても、

主導権を握られていては発揮できないのである。

こんなに頑張っているのに何故うまくいかないのか?

もしかしたら自分が主導権を握れていない可能性があるかもしれない。

 

主導権を握るポイントは「印象」である。

自分が自分をどう思っているか、よりも

「相手が自分をどう思っているか」で勝負は決まる。

だから斎藤一人は「舐められないようにする」「すごいと思わせる」、

これが一番大事だと書いた。

 

特に大事なのは第一印象だ。

第一印象で「この人は普通の人と違うぞ」という、

相手に''期待される''イメージを持たせることが重要である。

逆に第一印象で「こいつは大したことなさそうだ」と思われたら、

どんなに優秀な人でも、なかなかそのレッテルを剥がすことはできない。

 

ただ、最初の印象が悪くても、後で覆すと最大限印象が良くなるという場合もある。

これは以前ブログで書いたが、もちろんまず第一印象を良くするに越したことはない。

hyakutakenikki.hatenablog.com

 では、どうすれば第一印象で「こいつは何かを持っている」と期待感を与えられるか。

ポイントは「毅然とすること」である。

毅然とした態度をとれば、他社に操られる隙はなくなるし、

「こんなこと言ったら嫌われる」と心配する必要もない。

つまり主導権を握れるのである。

 

たとえば、独立して仕事をしている人が単価の低い仕事を依頼されたとする。

「ウラ目の法則 (西田文郎)」では、貧乏性の人と成功者では次のような違いがある。

 貧乏性の人が単価の低い仕事をふっかけられると、

「断ったら仕事がこなくなるのではないか」と不安でビクビクする。

そして安い単価のままで仕事を引き受ける。

依頼者に与えるイメージは「都合のいい人」。

そして安い単価の仕事を繰り返すというパターンである。

 

成功者が単価の低い仕事をふっかけられると、

「その値段ではお引き受けできません」ときっぱり主張する。

そして依頼者と話し合って最初より高い単価で仕事を引き受ける。

依頼者に与えるイメージは「それだけ言い切るとは、何か自信があるのだろう。」

実は同じ成果を出したとしても、ギャラの高い人は「さすが」と思われ、

ギャラの安い人は「こんなものかな」と思われてしまう。

だから最初にきっぱりと高い値段を主張すると、満足度も高くなる。

そして単価の高い仕事が来るようになる。

毅然としているイメージを作れば、

「都合のいい人」から脱却でき、期待もされるのである。

 

こうした期待されるイメージを自分で作ることを

本書では「イメージデザイン」と呼んでいる。

どんなに優秀な人でもイメージデザインが悪ければ力を発揮できない。

よく、社長になりたければ社長らしく振舞うとよい、

みたいな話があるがこれもイメージデザインかもしれない。

なりたい自分をイメージし、それにふさわしいふりをしていくと

いつのまにかなりたい自分になっている。

 

何事も主導権を握ることが大事である。

恋愛でも仕事でも人生でも

主導権を握る自分は、どんな服装で、どんな言葉遣いで、どんな行動をするか

イメージしてその通りに振舞っていく。それはやがて現実となる。

そのイメージデザインの中で、最もやるべきことは、

毅然とした態度をとることである。

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「毅然とした態度で主導権を握る」