『正しい間違い』と『間違った正しさ』 「ウラ目の法則 (西田文郎)」
人のタイプを「ウラ目の法則 (西田文郎)」に従って分類すると
下記の通りになる。
行動 結果 未来
A「正しい」ことを実行 → 「正しい」結果 ・・凡人タイプ
B「正しい」ことを実行 → 「間違い(ウラ目) 」の結果・・有望タイプ
C「間違った(ウラ目)」ことを実行 → 「正しい」結果・・成功者タイプ
D「間違った(ウラ目)」ことを実行 → 「間違い(ウラ目) 」の結果・・破産タイプ
まずDの人は間違っていることに気づいていながら、
それを改めようとしないため、破産してしまう人である。
これは分かりやすい。
そしてほとんどの人はAタイプになる。
ここでいう「正しい」というのは
誰もが思う正しさ、マニュアル通りの正しさである。
マニュアル通りにやるから結果も出るし、失敗も少ない。
苦労がない代わりに大きな成果が得られないタイプである。
もちろんマニュアル通りにやれないのは論外だから、
Aタイプができないと話にならない。ここは最低ラインとも言える。
そしてウラ目の法則が当てはまるのがBとCのタイプである。
Cは「間違った」行動をしているのに、何故結果が出るのか。
ここで言う「間違った」というのは、
「みんなが間違っていると思っている」という意味である。
私流に言えば「常識から外れた」ということだ。
あえて世間の常識から外れていることをやることで逆に大成功する場合がある。
これは以前ブログでも触れた。
これは上級テクニックになるので、
まずはBパターンのウラ目の法則に取り組むのがよいそうだ。
ではBの正しいことをしているのに、結果が出ない状態をどうひっくり返すか。
結果が出ないと気分は落ち込む。
その落ち込んだ気分をまずはリセットすることから始める。
つまり、普通の人は頑張る→結果がでない→落ち込む、ときて、
その落ち込んだ気分を引きずってしまう。
一旦気分をフラットな状態にしないと行動しても結果はますます出ない。
気分をリセットするには、「脳が快になる行動」をとるのが良い。
「飲みに行く」「美味しいものを食べに行く」「カラオケに行く」
「温泉に行く」「踊りに行く」「コンサートに行く」「スポーツをする」
ポイントは「何も考えないで熱中できること」である。
気分が落ち込んでいるときに考えるとドツボにはまる。
なるべく体を動かす方が望ましいし、
それも家の中でするより外に出かけるほうが効果は高い。
こうして気分を一度リセットしてからウラ目をひっくり返すよう行動する。
ここらは私の意見になる。
B「正しい」ことを実行 → 「間違い(ウラ目) 」の結果、という状態において
それが本当に正しかったのか?を分析する必要があると思う。
実は自分が正しいと思い込んでいただけで、本当は間違っていたのなら、
行動をガラッと変える。
方向性は正しいが、改善の必要があれば改善する。
では、方向性も間違っていないし、改善の余地もないし、
どう客観的に考えても正しい行動をしているけど結果が出ないときはどうするか。
この場合は行動量が臨界点に達していない可能性がある。
行動には臨界点がある。ある行動を続けていて、
その量が一定を超えると急激に結果が出るのだ。
ライト兄弟による初飛行から、66年後にアポロ11号が月面着陸した。
これは人類が飛行に対して試行錯誤を繰り返して、
66年経って臨界点を超えたとも言える。
正しい行動をやっていてまだ結果が出てないのは、
量が臨界点を超えていないのかもしれない。
頑張っているけど結果がでなくて落ち込んでいるならば、
まずは気分転換して脳をリセットする。
その上で、自分の行動が本当に正しかったのかを点検する。
本当は正しい行動でなかったのなら変更するか改善する。
正しいのならそれをめげずに臨界点までやり抜く。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「臨界点まで正しい行動をやり抜く」