理由がわからないとイライラする 「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」
人間誰しも失敗する。
仕事でミスして怒られることは誰にでもある。
「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」によれば
自分が心配したとき、上手に怒られることが大事だということである。
怒られるのは成長するチャンスである。
「お前のそういうところがダメなんだ」と自分の弱点を教えてもらえるからだ。
だから上手に怒られることで、ダメな部分を教えてもらえる回数が多い人が
出世のチャンスは多い。
では、上手に怒られるにはどうすればいいか。
まず「嫌われないように怒られること」である。
たとえば「すみません、すみません」とひたすら謝るだけでは何も伝わらない。
理由があって結果があるわけだから、
本来は「○○したからこうなりました、すみません」と言うべきである。
逆に言うと、失敗するのは人間だからしょうがないにしても
何故そうなったのかわからないと、人はイライラする。
自分が怒る理由がはっきりしてないと苛立つものだ。
もちろん「言い訳をするな」と怒られることもあるかもしれないが、
著者によれば、理由が分かっていると怒りが少し分散され、
大激怒にはならないとのことだ。
要は失敗して怒られても、
次から直そうとしている様子が明らかに伝わるかどうかだと思う。
私は「理由がわからないと人はイライラする」という部分が気になった。
他人だけではなく自分に対しても当てはまるのではないか。
漠然とした不安があると人は落ち着かなくなる。
理由がわからないとなおさらだ。
逆に理由がはっきりすると落ち着く場合もある。
「何となく不安」と言うときには、心の奥では理由がわかっているが
向き合いたくないという気持ちがあるのかもしれない。
そこをあえて向き合ってみると、何故不安なのかがはっきりする。
理由が分かるだけでも少し落ち着くし、対策もたてやすくなる。
向き合うのは勇気がいるが、あえて面倒なことをするとスッキリする。
これは昨日のブログにも書いた。
自分に自信がないのなら、その理由をとことん追求してみる。
きちんと向き合うことで、イライラが少し落ち着く。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「理由をはっきりさせる」