百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

自分にとって「普通のこと」が得意なこと 「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」

「長所を伸ばすとよい」とよく言われる。

このブログでも言ってきたし、

「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」でも言及されている。

 

著者はネタを考えるのが苦手だったので全部相方に任せた。

自分は一切ネタを考えない。

その分自分の役割であるツッコミを研究していった。

もともとしゃべりが流暢だったためツッコミに向いていたのだ。

 

長所とは何かという問題に対して、

「好きなこと」「得意なこと」と言った答えがある。

しかし「自分には好きなことも得意なこともない。」と言う人もいる。

そういう人が自分の長所を見つけるにはどうすればいいのか。

 

著者は「他人から「すごいやん」って褒められることって、

自分にとって当たり前のことだったり、

自然にやれてしまうことのほうが多いんですよ」と主張する。

これこそが長所ではないだろうか。

「自分にとって普通のこと」「自然にやれること」こそが長所である。

だから自分では気づきにくいのかもしれない。

 

人から褒められたときに、

「いやいや当たり前のことだし、もっと出来る人たくさんいるし」と

思ったことはないだろうか。

自分にとっては重要でなくても、結果的に他人に認められているのなら、

それは立派な長所であり、伸ばすべきなのだ。

 

著者もちょっとしたネタのつもりで

髪型を少し変にしただけで、番組でいじられて笑いが起き、

先輩から褒めてもらった経験がある。

本人としてはただ悪口言われて笑っていただけで、何の達成感もない。

しかし、冷静に考えてこれは自分の持ち味なのではと気づき、

気持ち悪いキャラを突き詰めていったのである。

 

また、「自分にとって普通のこと」だからこそ、

努力があまり苦にならなくなる。

苦手なことだったら毎日続けるのは苦しい。

しかし自分にとって普通のことなら無理なく毎日続けられる。

だからこそ、長所は伸びも速いのであろう。

 

ちなみに著者はつっこみを磨くために

先輩のお笑いのDVDを見まくって、

自分と似たタイプの先輩だけを徹底的に研究したそうだ。

「自分がモノマネ出来る人」は自分と特徴が似ている。

だから一番参考になるのである。

逆に自分とタイプが違う人を見て

「これは自分にはできない」と落ち込む必要もないのだ。

 

自分にとって当たり前に思っていることの中に

自分の長所はある。

他人からそれを褒められたら間違いなくそれは長所である。

それを伸ばすときに、自分と同じタイプの凄い人がいれば

徹底的にマネしてみると長所も急成長する。

そこから自信につながるかもしれない。

 

本日の武器「自分にとって普通のことを伸ばす」