結果の出し方は 結果を出した人にしかわからない 「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」
今日も「スーパーポジティブシンキング(井上裕介)」より
気になったところを考察する。
読んでいて思ったのが、勝つためには
「チャンスを作る能力」と「実力」の両方が必要だということ。
実力があっても、それを発揮するチャンスに恵まれなければ勝てない。
だから実力を上げる努力と共に、チャンスを作る努力も必要である。
著者がお笑いの実力よりもまず人気を上げることを優先したのも、
チャンスを作る努力とも言える↓
もちろんチャンスを掴んでもそこで勝たなければ意味がない。
勝つために必要なものは何か?
著者は「50%は運」と言い切る。
これでダメだったら解散しようと決めていた大会で、
ノンスタイルは4位の審査員特別賞を勝ち取った。
これは当時の審査員の中に著者の顔なじみの元スポーツ選手がいたためだと言う。
そのときの漫才の出来で4位は微妙であり、
おそらくこの人が推してくれたから4位とれた可能性が高い。
しかし運は引き寄せることができる。
実は著者は引っ込み思案の相方の代わりに「自分が顔を広げよう」と
文字通り365日毎晩誰かと飲み歩いていた。
そうやって知り合った中に、後に審査員になる人が含まれていた。
50%は運だが、それを引き寄せる努力は可能なのだ。
では勝つための残りの50%は何か?
それは「自信」であり「オーラ」である。
ノンスタイルが賞レースに全然勝てなかったときは
負ける度に自信がなくなり、自信がないから次のレースにも勝てなかった。
負のサイクルにはまっていたのだ。
ところが上述の4位という小さな賞をとったことで、風向きが変わり始める。
やっているネタ自体は前と変わっていない。
しかしどんな形でも、賞をとったことで周りの見る目が変わった。
自分たち自身も「やっていることは間違ってなかった」という自信がついた。
ほんの小さな実績が「面白そうなオーラ」を作り出したのだ。
どんなに自分の才能を信じていても、
やはり人から評価されなければ「オーラ」は出ない。
オーラを手に入れるためには、
どんな形でもいいから「最初に一勝」を上げることが重要である。
それには運が必要で、最初の一勝までは一番しんどい。
こればかりは「必ず勝てるときが来る」と信じて
あの手この手で続けていくしかない。
結果を残すと自信がつく。
また、結果を残した人には、結果の残し方がわかるから、
次こうしたら勝てるんじゃないかというのが見えてくる。
それが自分のオーラを強化していき、
人と実績を引きつける。
とにかく小さくてもいいから最初の一勝を掴み取る。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「まず一勝あげることに全力を注ぐ」