「うまくいかなかったから修正する」ではもう遅い 「1日ひとつだけ、強くなる。(梅原大吾)」
再び「1日ひとつだけ、強くなる。(梅原大吾)」より、
印象に残ったところを要約し、考察する。
勝負は2つの修正の仕方がある。
「視点レベル」の修正と、「場面レベル」の修正だ。
場面レベルでの修正は、その時、その時で答えを見つけるような、
小テストの合計点で競うようなやり方である。
これは、以前ブログにも書いた。
それに対して、「視点レベル」の修正とは、
簡単に言うと「戦略をたてること」だと思う。
戦略とは、「勝つ根拠を用意して勝負すること」である。
勝つ根拠、つまり「なぜうまくいくと思ったのか」を
自分の中で明確にしておかないと、勝負する意味はない。
自分の武器、相手の武器、状況・ルールを分析し、
仮説と検証を繰り返して準備する。
勝つ根拠を持って臨めば、たとえ負けたとしても、
「その根拠は間違っていた」ということを確認できて、次につながる。
場面レベルよりも視点レベルで修正する人は強い。
しかし、「「うまくいかなかったから修正する」ではもう遅い。
彼によれば、勝負の中で修正するパターンは4つある。
①うまくいっているが、視点レベルで修正して,、場面に反映させる
②うまくいっているが、場面レベルで修正して,、場面に反映させる
③うまくいかなかったので、視点レベルで修正して,、場面に反映させる
④うまくいかなかったので、場面レベルで修正して,、場面に反映させる
一番多いのが、④だけしかやらない人。次に多いのが、④と②だけやる人。
③は場面レベルでの対処ではもう無理だ、というところまで来てからやる人が多い。
①となると、これはほとんどいない。
だからこそ、①を実行する人は勝ち続けることができる。
勝っていても、現在の視点に伸びしろが感じられなければ、
先手を打って新しい視点に移動する。
勝っていても、今よりももっと良い視点が思い浮かんだら、躊躇なく試してみる。
負ければもちろん見直すが、勝っていても新しい視点を取り入れて、どんどん変える。
これをやっていると、周りのライバルは、中々追いつけなくなるのではないか。
うまく行っているときほと、改善する。
勝っているときほど、新しいものを試す。
そのスピードが自信につながるのかもしれない。
本日の武器「うまくいっているときほど視点を変えてみる」