心の糸が仇になる話 「5%の人(清水克衛)」
心には横糸と縦糸がある。
縦糸は、決して変わらない普遍の心理である。
別に難しいことではない。
ご飯の時の「いただきます」「ごちそうさま」であったり、
靴を揃えることであったり、人としての当たり前の行為がほとんどだ。
横糸は、その地域や時代に合った考え方で、宗教も含まれる。
横糸はその場の状況によって変わっていく。
だから、あまりこだわりすぎないほうがいい。
「私は宗教関係や行き方などの勉強会で、
とても熱心に学んでいる方たちとお話させていただくときに、
少し違和感を感じるときがあります。
それは、あまりにも横糸に縛られているということです。
皆さん、それぞれ素晴らしいことをされているのですが、
話を聞いてみると「~しなければならない」「こうあるべきである」
みたいな言葉が多いんですね。
この横糸の価値観にしばられるほど、怖いものはありません。」
ー「5%の人(清水克衛)」ー
「~しなければならない」「こうあるべきである」と、
こだわりすぎていて、自分にとってマイナスになっているものはないだろうか。
「金がないといけない。」
「試験に受からないといけない。」
「恋人がいないといけない。」
もちろんどれも一理ある。
しかし、そこにこだわりすぎると視野が狭くなることがある。
一度失敗したらもうおしまい、ジ・エンドという考えになりかねない。
一度失ったらもう2度と手に入ることはないのだろうか。
再チャレンジできない、と誰が決めたのだろうか。
心の縦糸にはとことんこだわってもいいが、
心の横糸にこだわりすぎないほうが、
自信につながるのかもしれない。
本日の武器「マイナスになりかねないことには、こだわらない」