時代を引っ張る金魚 「5%の人(清水克衛)」
昨日の続き
ある日リョウヘイ君はいたずらで、
水槽の真ん中を透明のガラス板で仕切りました。
そのガラスの向こう側に餌を巻くと、金魚が左に行こうとしますが、
ガラスにぶつかってしまいます。
やがてガラスの向こう側の餌をあきらめるようになりました。
可哀想に思ったリョウヘイ君は、ガラスの板を取り除きました。
しかし、何回左側に餌を撒いても、金魚は取りに行こうとしなくなりました。
金魚は餌があっても、また頭をぶつけると思い、手が出せないのです。
困ったリョウヘイ君は、お兄さんに事情を話して相談しました。
お兄さんは「そんなの簡単だよ」と言って、
あることをすると、すぐに金魚達はまた、自由に泳いで餌を取るようになりました。
一体お兄さんは何をしたのでしょうか?
新しい金魚を一匹
水槽の中に入れたのです。
するとガラスの存在を知らない金魚は、なんのためらいもなく、
餌を食べに行きます。
それを見た他の金魚も、その金魚を真似て、餌を食べに行くようになりました。
私たちは、知らない間に「これは無理」「こんなことできるわけない」と
限界を作ってはないだろうか。
当たり前のようにできないと思っていたことは、
見えない壁があると思い込んでいるだけかもしれない。
夜寝る時に、「もし何の制約もなかったら、自分は何がしたいか?」を
頭に思い浮かべながら寝ると良い、という話がある。
毎晩思い浮かべているうちに、段々イメージが具体的になってくる。
そして、そのイメージにふさわしい行動をするようになる。
「何の制約もなかったら」がポイントだ。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「「もし何の制約もなかったら、自分は何がしたいか?」を考える」