一人だけ違う行動をとったとしても 「5%の人(清水克衛)」
リョウヘイ君は金魚を15匹飼っていました。
その中に出目金のデメちゃんという金魚がいました。
リョウヘイ君は餌をやるときに、いつも水槽の右側に撒いてました。
デメちゃんは、
「どうしてみんないつも同じところに集まるんだろう。
毎回そうとは限らないんじゃないか」と思ってました。
実はリョウヘイ君は金魚が右側に集まるのが癖になっていると思い、
10回に1回の割合で餌を左に撒いていたのです。
それにいち早く気づいたデメちゃんは、みんなが右側で餌を争っている間に
一人左側で餌をゆっくり食べていました。
やがて、他の金魚もデメちゃんの行動に気づき、
右にも左にも自由に餌を探すようになりました。
ー 「5%の人(清水克衛)」ー
みんなと同じ行動をとるのが正しいとは限らない。
常識から一歩引いてみると、
まだ誰も手をつけてないチャンスを発見する場合がある。
ただし、それは「非常識」ではなく、「反常識」でないといけない。
それは以前ブログにも書いた↓
ところでこの話には続きがある。
ある日リョウヘイ君はいたずらで、
水槽の真ん中を透明のガラス板で仕切りました。
そのガラスの向こう側に餌を巻くと、金魚が左に行こうとしますが、
ガラスにぶつかってしまいます。
やがてガラスの向こう側の餌をあきらめるようになりました。
可哀想に思ったリョウヘイ君は、ガラスの板を取り除きました。
しかし、何回左側に餌を撒いても、金魚は取りに行こうとしなくなりました。
金魚は餌があっても、また頭をぶつけると思い、手が出せないのです。
困ったリョウヘイ君は、お兄さんに事情を話して相談しました。
お兄さんは「そんなの簡単だよ」と言って、
あることをすると、すぐに金魚達はまた、自由に泳いで餌を取るようになりました。
一体お兄さんは何をしたのか?
それは明日書きます。
本日の武器「周りに流されずに違う行動をとってみる」