短所は存在しない 「引き算する勇気 (岩崎邦彦)」
今面白い本を読んでいる。
「引き算する勇気」という本だ。
簡単に要約すると、今までは「足し算企業」の時代だったが、
これからは「引き算企業」の時代になるということだ。
「足し算企業」は、売上を増やすのに、
商品を増やし、機能を増やし、店舗を増やしていく。
しかしこれからの時代は、
商品を絞り、機能をシンプルにし、店舗の質を高める企業が生き残る。
これが「引き算企業」である。
足し算ではなく、引き算をすることで、セールスポイントが浮かび上がる。
アップルも、スターバックスも、グーグルも、ジャニーズ事務所も
全て「引き算企業」である。
あえて引き算をすることで魅力が増す、というのは逆転の発送である。
これは個人にも当てはまると思う。
私は以前ブログで、年をとっていても新しいことにチャレンジするべきだ、
「最年長の○○」になれるチャンスだ、と書いた。
これも一種の逆転発想であろう。
「引き算する勇気」にも「できない」から「できる」への視点の転換を勧めている。
規模が小さいからできない→規模が小さいからできる
地方だからできない→地方だからできる
人が少ないからできない→人が少ないからできる
あの松下幸之助だって
貧乏だったからお金を稼ごうと決心し、
小学校しか出ていないから本を読んで勉強し、
体が弱かったから人を育てて仕事を任せた。
短所と思っているものも、逆転発想をすることで長所になりえる。
「自分は~だからダメだ」と思っている人は、
その理由を逆転させるとどうなるか考えるのいい。
そこから自信につながるかもしれない。
本日の武器「自分のだめなところを反転させて長所にする」