てっとり早く自分を改善するには 「すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは<三人称>で考える (石原明)」
昨日ブロクで書いた、<三人称>という視点を身につけることは、
自信をつけたい人にとっても役に立つはず。
では、どうやって身に付ければいいのか。
<一人称>は自分目線で考えること。
<二人称>は相手目線で考えること。
<三人称>はまわりの人目線で考えること。
<二人称>で考えることができる人は、<一人称>にも<二人称>にもなれる。
<三人称>で考えることができる人は、
<一人称>にも<二人称>にも<三人称>にもなれる。
今まで<一人称>でしか見てなかった人は、
まずは<二人称>を身につけなければいけない。
その第一歩として、「他人から自分はどう見られているか」を意識する訓練が、
「すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは<三人称>で考える」に書いてある。
そもそも人間は、身体の構造上、自分で自分をそのまま見ることができない。
だからどうしても<一人称>になりやすいのだそうだ。
そこで、有効な訓練は「鏡を見る」「写真を見る」「動画を見る」ことである。
鏡や写真や動画を使うことで、物理的に、客観的に自分を見ることが可能になる。
写真を見ると、頭の中に描いていた自分とは違う自分が写っていることがある。
まさにこれは<一人称>と<二人称>の捉え方の違いだ。
自分の職場を動画で録画してみると、自分の動きが客観的に見れるので
効率のいい動きをしているかどうか一目瞭然だ。
これを研修で使っているところもある。
動画が難しいならICレコーダーで声を録音する、という方法もある。
私は昔英会話講師をしていた。
授業において、「テンポが遅くて抑揚がついていない」と指摘されていた。
自分では遅くしているつもりもないし、抑揚もつけているつもりだったが、
ICレコーダーで自分の授業を録音して聞いてみると、確かに遅かった。
そこで私は部屋で授業と同じ説明をして、それをICレコーダーで録音して
チェックし、改善を繰り返した。それを毎日やった結果、
一般社員の中で一番授業がうまい、と言われるようになった。
自分だけでは実感できなかった改善点が、
ICレコーダーで強制的に<二人称>に立つことで見えてきたのだ。
写真や動画やICレコーダーをいきなり使うのが難しければ、
まずは「鏡を見る」回数を増やすのはどうだろうか。
一番てっとり早く、相手から自分がどう見えているのかがわかる。
しかし、自分に自信がない人にとっては、
鏡などを見て自分を確認するのは勇気がいるかもしれない。
だが、「外部」を意識することはすごく大事だ。
鏡を見て、「ここダメだな」と思うことを改善するだけでも大分違う。
小さなことからでいい。
ぶすっとした表情だなと思ったら、笑顔を作ってみる。
髪がボサボサなら髪を切る。服装を変えたほうがよければ、服を買う。
そして改善したらもう一度鏡を見て、相手目線で考えてOKか確認する。
それを繰り返すだけでも自信につながると思う。
本日の武器「自分を鏡や写真、動画で頻繁に見て、気になるところを改善する」
すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、〈三人称〉で考える。
- 作者: 石原明
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