全力で100%何かを変えるのは無駄 「しゃべる技術 仕事力が3倍あがる話し方の極意 (麻生けんたろう)」
自分の何かを変えたいと思ったときに、100%ガラッと変えようとすると
うまくいかない場合がある。
脳は今まで通りの慣れているやり方のほうが心地いいため、
極端な変化を起こそうとすると、拒否反応を示すからだそうだ。
だから組織でも、個人でも、張り切っていきなりガラッと変えようとすると、
強い抵抗が出てきて挫折してしまうのだ。
変化を起こすときは、少しづつ起こしたほうがいい。
「しゃべる技術 仕事力が3倍あがる話し方の極意 (麻生けんたろう)」には、
厚さ1ミリの紙の話が出てくる。
厚さ1ミリの紙を2回折ると、厚さは2ミリになる。
3回折ると、8mm。4回折ると、1.6cm。10回折ると、約1m。20回折ると、約1km。
39回折ると、何と約549,756km。これは地球から月までの距離をはるかにしのぐ。
要するに毎日1mmでも変えることで、すごい変化が起こる、ということだ。
また、本田健の本「たった1%変えるだけであなたの人生に奇跡が起こる」には
「オリンピックで金メダルを取る人と4位の無冠の人の差は平均して1%」という
驚くべきデータが紹介されている。
「今の自分を100%変えることはできなくても、仕事や趣味やスポーツ、
食生活やパートナーシップなど、あらゆる事柄で1%ずつ変えていけば、
数年で別人になってしまうほどのすごい変化が起きます。」
有名な話で、昨日の自分より毎日0.1%成長すると、
計算上1年で約40%以上成長するというものがある。
てことは1%だったらもっととんでもない数値が出てくる。
一気に100%変化を起こすのは難しい。
まずは1%でも小さな変化を起こし続ける。
慣れてきたら、段々変化の度合いを大きくする。
飛行機は離陸するまでが、一番空気抵抗が大きい。
だからこそ、滑走路を長く助走するのだ。
本日の武器「毎日1%改善していく」