自信がないからチャンレンジできない、は古い 「マーケット感覚を身につけよう (ちきりん)」
とにかく自信のない人は、自分が100点じゃないと
何もしたらダメだと思い込みがちだと思う。
自分は0点だから、劣等生だから、やりたいことにチャンレンジしては駄目
・・・なのだろうか?
自分が0点ならそれを100点にするように努力しろ、という意見もあるかもしれない。
あるいは、人間は完璧ではないから100点をとるのは元々無理なのだ、
だから完璧主義はよくない、という意見もあるだろう。
ところがそもそも点数自体を気にすることもないんじゃないか、とも考えられる。
「マーケット感覚を身につけよう」に書いてあったことを要約してみる。
「組織と市場の意思決定方法の違いは、組織が「決めてから→やる」のに対し、
市場は「やってみてから→決める」という点にあります。
テレビCMや雑誌広告は、高額なギャラのタレントやカメラマンを起用し、手間暇をかけて作りこみます。このため、試しに複数のCMを作ってみて、実験的にすべてを
テレビで流してみる、ということはできません。
ところがサイトのデザインを変更するコストが安いネットビジネスでは、複数の広告デザイン案を実際に使ってみたうえで、最も消費者に支持されたデザインを残すという手法がよく使われます。これが「やってみて決める」方式です。
ただし何でもかんでもやってみる方法ではなく、最終段階に残った複数の有望な案の評価を、市場に委ねるという方法です(※百武注:何でもかんでもいいわけではないし、一生懸命してないものはもちろん論外)」
「組織型の「決めてから→やる」方式では、細部まで完璧に作り込むことが重要です。他の案をすべて捨ててひとつを選んだのだから、選んだひとつは絶対に成功するよう万全を期す必要があります。
一方、市場型の「やってみて→決める」方式では、どんどんやってみるフットワークの軽さと、ダメだと思えば早めに見切る医師決定のほうが重要です。」
要するに現代の「市場化した社会」では、「作りこんで100点の物を一つ出す」のではなく「どんどん出して市場に評価されたものを選ぶ」ほうが強いですよ、
ということであろう。
そしてこれは個人においても同じことが言えそうだ。
何かをやるのに100点にする必要はないし、むしろ点数を気にしすぎずに
どんどん何かをやりながら上手くいったものを追求していくほうが
成功するのではないだろうか。
自信のない引きこもりみたいな人は特に
失敗してもダメージが少ないところからでいいので、
少しでも興味があったらできることからどんどんやったほうがいいと思う。
やってみてダメだなと思ったら、はい次!ぐらいがちょうどいいのではないか。
本日の武器「考えすぎずに、まずやってみる。」