アメリカでは知らな人はいないくらい 有名な司会者、オプラ・ウインフリー。 彼女が狂牛病について メディアを通じてその危険性を告発したとき、 牧畜業者を中心に いわれのない中傷と個人攻撃、 そして多額の賠償金を求めた訴訟を起こされた。 賢明で力があ…
人間の記憶には2種類ある。 一つは単なる記憶。 もう一つは自分で試してみて 初めてわかるような記憶。 本書では、前者を暗記メモリー、 後者を経験メモリーと呼ぶ。 野球のバッターの打ち方や、 困ったときの対処法、 アイディアの出し方、 こういたものは…
人の脳は30歳を境に 別の働きを始めるという。 30歳になるまでは あらゆるものを記憶しながら 脳を構築していく。 そして30歳を過ぎると、 今まで記憶した物事を 「つなげる」力が飛躍的に増す。 具体的には、 今までの経験を活かしながら 一見関係ないもの…
人から評価を得るために 一番手っ取り早いのは 「1センチ余分に進む」ことだ。 これは、今与えられている給料や 報酬以上のサービスをすることである。 報酬以上のことをすることで、 奉仕の精神やサービス精神が身につく。 また、仕事に熟達することもでき…
「~するべき」よりも 「~したい」という言い方のほうが 目的を達成しやすい、という説がある。 「勉強するべきだ」 「勉強しなければならない」という言い方は モチベーションが上がりにくい。 また、思い通りにいかなかったときに 挫折しやすい。 「勉強…
大人が小学生の「社会」の 教科書を読むとする。 大人であれば滞ることなく スラスラ読めるであろう。 大人にとっては 小学生の教科書には 読めない漢字も 難しい言葉も使われてないからだ。 また、大人は「社会」の勉強を 既にしている。 その知識と照らし…
自己否定する人は 失敗を恐れる。 失敗してしまうと 「やっぱり自分はダメなんだ」と 思ってしまうからである。 しかし、成功するためには 失敗は不可欠である。 動物実験においても、 慎重なネズミよりも 失敗しながら試行錯誤するネズミのほうが 早く餌に…
人は自分の思っている通りの自分になる。 たとえば、年収を10万ドルにしたければ 年収10万ドルのセルフイメージを 身につける必要がある。 セルフイメージを新しくするコツは 現実を見ることだと著者はいう。 著者が年収3万ドルのとき、 いきなり目標年収を3…
脳の記憶の仕方にとって、 大切な特色は「可塑性」である。 可塑性とは、個体に力を加えたときに 形が変わったままでいる性質である。 粘土を指で押すと、 形がくぼんだままになる。 これは可塑性である。 ボールを指で押して変形させても 指を離すと元に戻…
どんなに優れた目標を作っても 実現しないことがある。 その原因はセルフイメージであると 著者はいう。 自分は凡人だというイメージを持っていると 成功者になることはできない。 なぜなら成功しても自分では気づかないからだ。 たとえ他人からは「すごいで…
良い目標は、その実現に向かって 自分を自動操縦していく。 悪い目標は、障害が生じて 挫折しやすいものだ。 良い目標を設定する上で 最も大切なことは、 自分が本当にやりたいことを 見出すことである。 しかし、多くの人々は 本当はやりたくないことにまで…
ミュージシャンのマドンナは アイドルからロック歌手に、 またセックスシンボルから聖母へと 次から次へとイメージ転換を遂げている。 20年間で5回以上のイメージチェンジをし、 そのたびにファンを獲得している。 同じことをずっとやっていると 飽きられて…
問題解決のフレームワークの一つに 「プロズ%コンズ(Pros and Cons)」がある。 これは物事のよい面(Pro)と 悪い面(Con)を比較して 客観的に状況を分析する手法である。 複雑な問題の場合、 考えているうちに訳がわからなくなる。 自分の希望や楽観論が…
タモリはかつて、「an・an」で行われた、 「寝たくない男ベスト2」を2年連続で射止めた。 当時の2年連続1位は片岡鶴太郎だった。 このときタモリは、 「来年は1位にあってやる!」と意気込み、 片岡鶴太郎も、 「1位は譲れませんよ!」と張り合ったという。 …
心理学的に分析すると、 失望感というのは、 期待と現実とのギャップで生まれる。 あるテストで95点とったとする。 95点はかなりの点数だ。 にもかかわらず、100点を期待していたら 大いに悔しいと思うだろう。 人間関係でも同様だ。 仕事ぶりに期待し、 色…
「いちいち反省していたら2年でバテちゃいますよ」と タモリは発言している。 反省をして何か改善されるならよい。 しかし、実際にはそうならないほうが多いそうだ。 アメリカの心理学者ジェイソン・ダーワルは、 反省すればするほど、 否定的な感情が強く…
飲食業界では、 年末は忘年会シーズンに向けた販促をみんな考える。 しかし、著者は年末だからといって販促をかけない。 年末の売上は一時的なものと考えているからだ。 それより大事なことがある。 この時期は普段飲まないような人も店に来る。 そのお客さ…
プロ野球の選手が成績に伸び悩んだとき、 ついつい何か新しいことをやろうとして フォームを改善しようとするが、 逆に失敗してしまう選手がいる。 経営においても、ちょっと業績が悪くなったら 多角経営など思いつきで何か新しく始めて かえって業績を悪く…
映画「マルサの女」に出てくる台詞は、 お金持ちになるための哲学が凝縮されていると 著者はいう。 「ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、 水をためているとする。 喉が渇いたからって、 まだ半分しかたまっていないのに飲んじゃうだろ? これは最低…
お金にこだわる=卑しい お金にこだわらない=心が清らか 一般的にはこのようなイメージがあり、 お金儲けに走るのは卑しいという 罪悪感がある。 恐れや罪悪感を持っていたら 絶対にお金は儲からない。 儲け始めた途端に、 自分で自分にストップをかけてし…
成功にはダークサイドがある。 光が当たれば、影が濃くなる。 成功しつつあるその過程から、 影は段々と濃くなり始める。 影とは何か。 病気になる。事故が起こる。 人間関係が破綻する。 詐欺にあう。裏切られる・・等である。 たとえば芸能人やミュージシ…
著者は、飲食店の会社を経営している。 そして社員に積極的に独立を勧めている。 出店場所を選ぶとき、 無理をしてでも大きな街に出したほうがいいのか、と 相談を受けることがある。 大きな街では競合店がありすぎて、 お客さんを引きつけるには相当なパワ…
期末になると業績がグンと上がる。 このような会社は実は要注意である。 普段がイマイチなのに 期末になると業績が上がるのは、 社長たちから尻を叩かれて 「業績を出せ」と言われているからである。 もしそれで業績を達成できたとしても その瞬間に会社全体…
ピーター・ドラッガーの有名なたとえ話に 「キャデラックのライバルは何か」 というものがある。 通常はBMWやメルセデスなど、 高級な車を想像する人が多い。 それも間違いではないが、ドラッガーは 「キャデラックのライバルは、 ミンクのコートである」と…
ある心理学者が行った実験がある。 精神科医のところに、 何の疾患もない普通の人達を 患者として次々と行かせる。 彼らには精神的な疾患は全く無い。 実験のために集められた、ただの人だ。 ところが彼らを精神科医のところに行かせると かなりの確率で精神…
目標を紙に書くと実現する、と 著者は断言する。 実際に著者は目標をノートに書き、 数年後見返すと全部叶っていたという。 イチローも本田圭佑も 将来プロで活躍するという夢を 紙に書き、実現している。 著者によれば、成功した経営者も 密かに目標を紙に…
東日本大震災のときに「想定外」という言葉が 何度も繰り返し聞かれた。 しかし、「想定外」のときこそ リーダーの素質が問われる。 問題が起きなければ誰でもリーダーになれる。 問題が起きたときに、しっかりと皆を率いて 解決できる人が真のリーダーであ…
作家の山本文緒が、 タモリについて次のように批評している。 「テレフォンショッキングを見ていると、 まるでプロテニス選手が初心者とラリーを するみたいに、相手が答えやすいところに 話題を運びますよね」 この話法は「ストックスピール」と呼ばれる。 …
「あなたは眠くなる、眠くなる・・」 催眠術をかけると眠くなる人がいる。 人は繰り返しの言葉に弱い。 同じ言葉を繰り返すことで 軽い催眠状態にかかるのだ。 経営者向けの講演会で よく司会の人がこういう。 「この未曾有の不況で生き残るには~」 この言…
著者が成功した社長の話を聞くと、 コンプレックスがあることが多いそうだ。 子供時代貧乏だった、勉強ができなかった、 そういった中で周りをアッと言わせて 見返したくて上場まで果たす人もいる。 著者自身も、たまたま外務省に入ったときは 東大卒にバカ…