百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

人間を磨く

我欲を捨てるというけれど 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

多くの古典には「我欲を捨てる」「私心を去る」ということが書いてある。 こういった言葉を表面的に受け止めて、 自分の中の「我欲」や「私心」といった「小さなエゴ」を否定し、 捨て去ろうとするのはよくない、と著者は言う。 そうした小さなエゴを捨て去…

嫌なやつが許せない 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

人生の中には、自分にとって嫌な人との出会いがある。 逃げたしたくなるほど過酷だった上司、 仕事のミスで何時間も罵倒された顧客、 信じていたのに裏切られた親友、 相続の問題で骨肉の争いとなった親戚・・ 人生には、自分の非を認めるどころか、 何年た…

周りに人が集まらない人 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

世の中には「人貧乏」という言葉がある。 なぜか、その人の周りから人が離れていく。 しかし、本人は気がつかない。 「周りに集まる人」という財産が貧しくなっていく。 そうした人物を「人貧乏」と呼ぶ。 人貧乏にならないための大切な心構えは何か。 それ…

根に持たない 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

豊臣秀吉は、あることで主君である織田信長の怒りを買ってしまい、 自宅での謹慎を命じられた。 彼は、自宅でひっそりとおとなしくするどころが、 敢えて、飲めや歌えの大宴会を開いた。 信長は家臣から報告をきき、笑いながら「猿め!」と言ったと伝えられ…

好きになれない人を好きになりなさい 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

著者が企業に就職し、都内で一週間の新入社員研修があった。 研修後、人事部長から新入社員に対して訓示があったのだが、 ここで人事部長が語った言葉が今も心に残っているのだという。 「君たちは明日から当社の各部署に配属になる。 そこで、一つアドバイ…

人とぶつからない人生 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

人とぶつかり合って和解したとき、お互いの距離が縮まることがある。 人間関係が修復されるだけでなく、さらに深いところで結びつく。 その理由は人間の深層意識の動きで説明できると著者はいう。 誰かと意見がぶつかり、感情がぶつかり、心が離れたとき、 …

優等生が好かれない理由 「人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法(田坂広志)」

著者が、放射線医学を学ぶために医学部の研究室で学んでいたときのこと。 この医学部で師事した教授は、とても厳しい指導をしていた。 ゼミでの発表で話が分かりにくければ「やめなさい!」と 直ちに発表を中止させられた。 また、いい加減なレポートを書こ…