百武日記

自信がない人が自信を持って生きるためにはどうすればよいか。日々考えたこと、学んだことを記録し、自分の武器にする。

トンデモ理論  「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

物事を論理的に考えるのは

大事なことである。

 

だが、あまりに論理的に考えすぎると、

本来因果関係のないものまで、

経験則を使って無理やり詭弁な判断をし、

論理が有るように当てはめてしまうことがある。

それを「ヒューリスティック」という。

 

バラス・スキナーという学者が行った

「鳩の実験」というよものがある。

実験では、まず鳩がボタンを押すと

餌が出るような仕組みを作って、鳩に学習させる。

次に、ボタンを押すかどうかに関わらず、

その餌がランダムに出てくるように設定を変える。

 

すると、鳩はそれぞれ、

「首をまわしたら餌が出た」とか

「ボタンを3回押したら餌が出た」とか

偶然の結果を法則と間違えて、

必ずそれをすようになる。

 

自分に都合の良い考えをしがちだ。

そうなると、

単なる偶然かもしれないのに、

他に要因があるかもしれないのに、

「これをしたらこうなる」と

因果関係を決めつけてしまう。

 

客観的に物事を見る。

物事をゼロベースにしたときに、

本当にこれが原因なのか、

勝手な思い込みではないか、

しっかり考えて本当の因果関係を探す。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

今日の武器

「本当にそれが原因か?」

役に立たない念のため 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

80-20の法則という有名な法則がある。

本当の大事な仕事は全体の20%しかなく、

その20%の仕事で利益の80%を稼いでる。

 

ところが、人はよく

大事でない80%の仕事の方に

力を注いでしまう。

 

その代表的なのが、

やるかやらないか迷ったときに

「念のため」にしてしまう仕事である。

 

念のためにとっておく、

念のためにやっておく、

念のために保留にしておく、

大体「念のため」にした仕事は

結局役に立たないことが多いのではないか。

 

80-20のうちの、

念のための保険仕事は効果が出にくい。

何が上位20の仕事で、

何が下位80の仕事なのかを

見極めなければならない。

 

やるかどうか迷ったときに、

無条件に念のためにやらずに、

これは上位20の仕事なのか?と考える。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「念のための保険の仕事に力を入れない」

できない理由 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

2007年4月に入学した大学生は、

ゆとり第一世代と言われ、

ゆとり教育を小学1年生から受けてきた。

 

ある会計学の大学教授が著者に言うには、

この世代の学生達が、会計学の授業の後で、

比例のやりかたがわからないので

教えてくれと長蛇の列を作ったという。

(ちなみに早稲田大学の話だ)

 

もうすぐ還暦で、

何十年と会計学を教えてきた教授にとって

こんなことは初めてだったそうだ。

会計学では比例がわからないと

授業にならないのは言うまでもない。

 

思考力、判断力というのは

ベースとなる知識があって

初めて身につくものだ。

 

判断が早い人は行動が早い。

「私は行動が遅くて」

「わかっているけどできなくて」

そう嘆く人は、

「わかっていないから行動できない」のだ。

 

誰でも未知の状況では判断が遅くなる。

逆に100%わかっている状況なら、

すぐに行動できる。

 

物事を知って、

よりわかっている状況に近づくほど、

判断も行動も早くなっていき、

結果が出やすくなる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「必要な知識を増やす」

マジで 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力(勝間和代)」

著者が講演会を行うとき、

次の2つの宿題を出すという。

 

①講演会の内容や感想について

3行でいいからブログに書く。

ブログを持っていない人は、

これを機会に開いてみる。

 

②自分の感想と、

検索してみた他の人の感想を比べて、

同意点・相違点を確認する。

 

この宿題の実行率は20~30%、

約7~8割の人は実行しないそうだ。

 

多くの人は「実行」をサボる。

頑張ります、

対処します、

努力します、

こうしようと思います、

そういった言葉を言っても、

実際に行動に移している人は少ない。

 

確かに行動するときに不安はつきまとう。

上手くいかなかったらどうしようと思えば

無意識に行動に抑制がかかるかもしれない。

 

逆に言えば、行動するだけで

圧倒的に他者より優位に立てるといえる。

ほとんどの人は実行しようとしない。

少しだけ勇気を出してやってみる。

それだけで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「本当に実行する」

 

どちらかだけでもやればいいのに 「アイディアの力(チップ・ハーンス+ダン・ハース)」

自分が学生で、ある日の夕方、

次のような選択肢に直面したとする。

 

1 尊敬する作家の講演会に行く。

  その作家が講演をするのは今夜だけ。

 

2 図書館に行って勉強する。

 

実際に大学生に調査してみると、

勉強を選んだ回答者は21%しかいなかった。

 

 

では、選択肢が3つならどうだろう。

 

1 尊敬する作家の講演会に行く。

  その作家が講演をするのは今夜だけ。

 

2 図書館に行って勉強する。

 

 

3 ずっと見たかった外国映画を見る

 

再度大学生に聞いたところ、

何と、今度は40%の学生が勉強すると答えた。

前回の2倍である。

 

勉強以外の魅力的な選択肢を2つに増やすと、

逆にどちらも選ばない学生が増えたのだ。

 

人は不確実なものに対して

判断停止になることが多い。

魅力的な選択肢が2つあって、

どちらも捨てがたいときに、

どちらもやらない、という

非合理的な選択をする。

 

逆に言えば、

不確実な状況で、

勇気を持って選択できる人は

他人よりも何かを多く得られる。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「不確実な中でも選択する」

優れた人は「自分はダメだ」という 「考える技術(大前研一)」

世界のマーケットで競争力を持つような

優良企業は、「自己否定」を繰り返すと

著者はいう。

 

「まだダメだ、まだダメだ」という自己否定で、

常にベストを目指して変革していく。

これがあるからこそ世界で競争できる。

 

逆に自己否定できない会社は競争に勝てない。

そんな会社のトップは、

それまでの成功体験があるために

自分を美化しようとする傾向がある。

 

時代が代わり、

自分の成功体験によるやり方が

通じなくなっていたとしても、

それを認めようとしない。

過去の成功にとらわれていると、

自分を成長させようとしなくなるのだ。

 

個人においても同様である。

常に向上心を持って努力する人は成長する。

ということは、

優れた人ほど自己否定するのではないか。

今の自分に満足せず、

もっと良い方向へ持っていこうとする。

 

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「前向きに自己否定をする」

個性的になるには 「アイディアの力(チップ・ハーンス+ダン・ハース)」

オリジナリティがあり、記憶に焼き付くような

創造的な広告はどのようにできるか。

 

才能のある人が思いつくような印象があるが、

実はこれには6つの型があって、

この型を身につければ、

誰でも創造的な広告は作れると著者はいう。

 

それに関してある実験が行われた。

広告制作の初心者をグループ分けし、

製品の予備知識だけ伝えて広告を作らせた場合と、

6つの型も伝えて広告を作らせた場合と、

どちらがプロに評価されるか調べたのだ。

 

すると、型を教えて作らせた広告のほうが、

自由に作らせた広告よりも

オリジナリティがあると評価されたのである。

 

オリジナリティは制限のない自由な状況で

出てくるのではない、ということだ。

むしろ適切な型を元に作ったほうが、

個性が出て他人にも評価される。

 

個性的な、自分ならではのものを得たければ、

むしろ適切な型を身に着けたほうが良い。

そうすることで

自信につながるかもしれない。

 

本日の武器

「型を身につけると個性的になる」